東京モーターショー2015レポート〜Volkswagen〜
2016/04/22
今回はVolkswagen(フォルクスワーゲン)ブースの模様をお届け。
目次
新型Golf Touran&Tiguan
今回の目玉はこちらの2台でしょうか。新型Golf Touran&Tiguanです。
Golf Touran
写真はR-Lineのものです。新型Touranをベースに内外装ともにスポーティな見た目に仕上げられていて、ホイールも1インチアップし18インチのものを装着しています。
また、MQB(モジュラートランスバースマトリックス)プラットフォームが使用されています。
Touranは来年後半に日本導入予定です。
Tiguan
Tiguanは2008年に発売されたコンパクトSUV。ジャンル的にはクロスオーバーSUVと言われるものですね。
今回発表されたモデルが2代目となります。
デザインは現行のGolfがベースです。かなり最近のVW車直系な感じのデザインですね。
こちらもMQB(モジュラートランスバースマトリックス)プラットフォームを使用し、ボディーサイズは先代よりも全長・幅ともにサイズアップしているものの軽量化されています。
来年秋に日本導入予定とのことです。
また、展示の関係上リアは撮影出来ませんでしたが、同時にこの新型TiguanのGTEモデルが展示してあり、そちらはリアも撮影出来ました。後ほど紹介しますので、リアを見たい方はそちらをご覧ください。
VWのバーチャルコックピット?
今回この2台を通して気になったのがこちら。↓
後ろのスクリーンにご注目。これはおそらく隣に展示してあるGolf Touranのインテリアの映像ではないかと思うのですが、インパネをよく見てみてください。真ん中にナビ画面、両サイドにいかにもCGチックなメーター・・・これAudiのバーチャルコックピットに似てません?
少し調べてみたところ、新型Tiguanのインテリアの動画を見つけました。↓
この動画ではナビ画面は出てないのでバーチャルコックピットか否かはわかりませんね。
しかし、とりあえず計器類は全て液晶表示になるようですね。
バーチャルコックピットはAudiが既に採用していますが、VWでも近いうちに採用されるのでしょうか?
まぁAudiはVWの傘下だからあり得るのかな?・・・非常に気になるところです。
電気自動車「e-up!」とプラグインハイブリッド「GTE」
もう一つの目玉はこちらでしょうか。
電気自動車「e-up!」とプラグインハイブリッドモデル「GTE」です。
e-up!は名前の通りup!の電気自動車バージョン。
GTEとは、GTIに負けないパフォーマンスを発揮し、燃費だけのハイブリットでは無くきちんと走りも楽しめるモデルです。
これらが合わせて4車種展示されていたのでご紹介。
ちなみに、これらの車種は青色が至る所に使われているのが特徴で、どの車両もエンブレムが青で縁取られていたりします。
e-up!
先ほども記述した通り、up!の電気自動車バージョンです。
パワートレインはもちろん電気モーターで60kW(82ps)を発揮し、トップスピードは130km/hに達します。
充電に関しては、急速充電器だと約30分でバッテリー容量の約80%、通常充電だと約8時間でフル充電することができます。
また、一回の充電で185kmの走行が可能とのこと。
Golf GTE
フロントグリル&ヘッドライトに、GTIの赤のラインとは対照的に、GTEには青のラインが入っているのが特徴的ですね。
インテリアは簡単に言うと、GTIの色違いといった感じで、ステアリングやシフトブーツには青ステッチ、シートも青のチェック柄です。
そして、このGTEの注目ポイントはこちらの3つの走行モードです。
・E mode
TSIエンジンを使わず100%モータ駆動で走るモード。航続距離約50km、もしくは時速130kmまでならこのモードで走行可能。
・GTE mode
スポーツモード的な位置づけ。TSIエンジン+モーターによるGTIの系譜を受け継いだパワフルな走りが可能。
・HV mode
走行シーンに合わせてエンジンとモーターを効率よく選択。バッテリーの充電があるときはモーター、少ない場合はTSIエンジン、出力が必要な場合はTSI+モーターというように切り替えてくれる。また、減速エネルギーを変換しバッテリーを再充電出来るためロングドライブが可能。
これらの走行モードを使い分けることで、低燃費ながらスポーティーな走りも楽しめるようになっています。
Passat GTE
しかし、こちらのインテリアはGolf GTEのようなスポーティなものではなく、通常モデルと大差ない模様です。
またGolf同様走行モードが選べるますが、こちらはHVモードが、モーターとTSIエンジンを使い分けるハイブリッドモードと、高電圧バッテリーの充電を優先するバッテリーチャージモードに分かれ、そこにEモードとGTEモードを加えた4モードとなるようです。
↑こちらがエンジン。1.4ℓTSIエンジンで115kW(156ps)、モーターが85kW(115ps)、両方使用する場合は160kW(218ps)を発生する。
TIGUAN GTE CONCEPT
新型のTiguanのGTEバージョン。こちらはまだコンセプトカーという形での出展だったので、市販については未定です。
こちらも1.4ℓTSIエンジンとモーターの組み合わせで、走行モードも選べる模様。
またルーフにソーラーパネルを設置しているため、太陽光による電気供給も可能です。
先ほどTiguanのリアの様子をお見せ出来なかったのでこちらをどうぞ。
いかがでしょう。やはり先代に比べて大型化&厳つい感じになりましたね。リアのデザインに関してはトゥアレグに似たかなという感じがします。
cross up!
こちらは新モデルのcross up!です。up!のSUVスタイルといった感じですね。また、cross up!には2ドアモデルは無いようです。
全国限定50台!The Beetle Cabriolet Club
限定色のハバネロオレンジメタリックのボディに、ドア下部のストライプデカールやブラックのドアミラー、インテリアにはオレンジステッチやオレンジのチェック柄シート、さらに、フェンダー製オーディオシステムやインテリアアンビエントライトなど、様々な特別装備を備えた一台。
このCabrioletは全国限定50台で、CabrioletではないThe Beetle Clubは全国限定500台の販売です。
WRCで活躍中!Polo R WRC
こんな車両も展示されていましたよ〜WRC(ワールドラリーチャンピオンシップ)に参戦中のPolo R WRCです。
ところで、最初パッと見た時にGolfだと思ってしまったのは私だけでしょうか。。。
〜まとめ〜
VWブースは以上です(この他にも数車両現行モデルが展示されていたと思いますが・・・)。
いかがだったでしょうか。個人的にはGTEシリーズが好印象ですね。ハイブリッドはどうも某国産メーカーの車両(ハイブリッドばかりで走りの楽しさをあまり求めてない車)のイメージが強くてあんまり好きじゃなかったのですが、GTEは場面によってはきちんとスポーティな走りも出来て、ハイブリッドながらも走りの楽しさを忘れておらず良いと思いました。
排ガスの不正の件でイメージが落ちてしまっているVWですが、是非GTEを武器に巻き返してトヨタに勝って欲しいものです。
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