【レビュー】KSC SP2022
今回は今更なモデルですが、KSCのSP2022をレビューしたいと思います。
ずっと欲しかったのものの、中古価格が高騰しており入手出来ていなかったのですが、今回、比較的安価で非常に綺麗な個体が手に入ったのでご紹介したいと思います。
SP2022とは・・・
SP2022とは、P226などのハンドガンでお馴染みのSIG SAUERが製造する、ポリマーフレームオートです。
SP2022の前にSP2009、さらにその前に初期型のSP2340というモデルがあり、
これらを総称してSIG SAUER Proシリーズと呼ばれています。
ちなみに、当初はSIG PROと呼ばれていました。
現在はSP2340、SP2009は販売されておらず、SP2022に一本化され、合わせてSIG PROの名も廃止となっています。
パッケージ
外観
P22○シリーズを踏襲したスライドデザインに、ずんぐりむっくりな感じのグリップ&フレーム。
でもこのグリップが見た目に反して握りやすいんですよね〜。
造りは流石KSCといった感じで、エッジがしっかりしています。スライドとフレームのガタが殆ど無いのも好ポイント。
ちなみにこのモデルは、フレームがHW樹脂、スライドがABSで出来ており、実銃のスライド・フレームの質感の違いを再現しています。(実銃はフレームが樹脂、スライドが金属なので、HWとABSの使い方が逆な気もしますが気にしないでおきましょうw)
スライドの刻印もバッチリ。
アウターバレルは艶消しブラックの樹脂製。ライフリングもきちんと再現されています。
今回の個体は、前のオーナーがインナーバレルをKM企画の物に変更しているため、シルバーのインナーバレルですが、KSC純正は黒染めされており、目立たないようになっています。
KSCはインナーバレル先端が黒染めされ目立たないようになっているものが多いですよね。
フレーム下部には、シリアルナンバープレートとピカティニーレールが装備されています。
このレールは前モデルのSP2009、SP2340ではピカティニーではなく独自規格だったのですが、このSP2022で改善されました。
異端児な感じがするSP2022ですが、P22○シリーズ同様にスライドストップとデコッキングレバーが配置されているので、とても操作がし易いです。
デコッキングレーバーの操作も勿論同じで、①のレバーを下に下げるとハンマーが安全に戻ります。
マガジン
マガジンの装弾数は+1発です。
マガジンの形状に加え、側面の「sig pro 9mm」の刻印や残弾確認孔のモールドもリアル。
是非実銃の画像を検索してみてください。本当にリアルに再現されています。
こういうところがKSCは憎いですよねぇ〜w
これもこのモデルに限らずKSC全般(※システム7以前のモデルやP230シリーズのマガジンは、前面にスリットがないので除く)に言えることですが、マガジンフォロワーにロック機能がついているので、マガジンへの装弾がし易くなっています。
分解
このSP2022、外観はもちろんなのですが、内部構造もとてもリアルなんです。
例えば、リコイルSPガイドの板バネ、実銃も同様に板バネになっています。
極め付けはこれ!↓
グリップを外したら見られるハンマーユニット!KSCの商品ページにも記載がありますが、本当に実銃そっくりなんです。
気になる方は是非実銃の画像検索をして見比べて見てください。
もちろん、実銃グリップも取り付けられます。
実射
システム7を搭載しているので、元気に動きます。この個体については、前のオーナがLaylaxのバルブに変えているので、なおさらかもしれません。
また、リアルライブオペレーションシステムを搭載しているので、実銃同様、マガジン挿入後スライドを一度引かないと発泡出来ません。
弾道はホップが合えばきちんと狙ったところに飛んでいくので問題ないでしょう。
ちなみにホップアップの調整は、付属のツールでチャンバーから調整できるので、分解する手間がかからず楽です。
まとめ
やはりKSCはきっちりした作りが流石だなという感じです。
また、作動に関しては、やはりシステム7を搭載して以降、よく動くしきちんと飛ぶ様になりましたね。
ただ、未だにスライドストップの欠け対策がされていないのが唯一のネックだと思います。
一時中古価格が高騰していましたが、最近落ち着いて来ているようなので、気になる方、特にSIGファンの方は、是非一度手にしてみてほしいと思います。
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