長物GBBについて考えてみる。オススメは?

      2016/06/06

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先日マルイのHK416C発売の記事で少し触れた長物GBBについて、少し考えてみたいと思います。

今回取り上げる長物は主にM4などのカービンやアサルトライフルで、SMGはおまけ程度に紹介します。

※記事中の「作動性能」は命中精度を除いた作動面のこと、「性能」は命中精度も含めた作動面のことを意味します。

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国内メーカー

長物GBBの先駆け、ウェスタンアームズ

国内メーカーで長物GBBといえばウェスタンアームズ(以下WA)でしょう。

WAは2008年にM4のGBBを発売し大ヒットしました。

ここ数年では樹脂製だったレシーバーを実銃と同じ金属製に変更しフルメタカスタムとしてM4・M16を販売しています。

マグナブローバックならではのガツンとくるリコイルで今なお人気のあるシリーズです。

また、最近ではホロサイトやACOGのレプリカをセットにしていたり、映画「アメリカン・スナイパー」をモチーフにしたサプレッサーとドットサイトがセットになっていたりしていて、そのあたりも魅力的です。

MAGPULカスタムM4、AKならKSC

WAに続き長物GBBを発売しているのがKSCです。

 KSCはMAGPUL PTSと提携したカスタムM4や(国内メーカーの)AK、様々な種類のSMGやPDWのGBBを販売しています。

最近では、MAGPUL公認のMASADAが発売されたり、モダナイズド版AK・KTR-03がGBBとして発売され話題になりました。

SMGは・PDWは定番のMAC11やVz61、MP7以外にも、MP9やMAGPUL FPG、KrissVectorなど一風変わったモデルも販売しています。

この他メーカーには無い少しマニアックなラインナップ、そして最近では改良されたブローバックエンジン・ホップアップシステムにより東京マルイにも引けをとらない性能を持っていることから、人気があります。

番外編:手軽に味わう、マルゼン

マルゼンはWaltherと契約したリアルな製品(P99などWaltherのハンドガン)やAPS競技用のエアガンなどを扱っているメーカーです。

その一方でMP5KやMAC11、Vz61のGBBも販売しています。金属ではなく樹脂製だったりとリアルさに欠ける部分はありますが、ハンドガンと同価格または高くても2万円強で手に入るので、気軽に長物GBBを味わいたい人にはオススメです。

M4などのカービンやアサルトライフルなどは扱っていないので番外編とさせていただきました。

海外メーカー

ここからは海外メーカーです。海外メーカーというと、一昔前までは東京マルイのコピーのガスブロハンドガンというイメージがありましたが、ここ数年はハンドガン・長物問わずオリジナルで沢山のGBBを販売していて勢いがあります。国内メーカに比べてラインナップがとても豊富なのでM4系以外が欲しい方は要チェックです。

P90が話題、WE

WE(We-tech:ウィーテック)はM4、HK416、SCARなど様々なモデルをラインナップしてきました。

そして、昨年から話題になっているのがP90のGBB。独特なマガジン形状と装着位置でたま普通のマガジンとは違うので、今までのM4などの仕組みをそのまま流用するのは不可能で難しいわけです。それをWEは、マガジンのガスタンクとは別にサブのガスタンクを本体に用意するという方法で克服し商品化、正直度肝を抜かれました。

またWEは他の海外メーカーに比べると作動性能が良く安価なのでその点でも人気があります。

圧倒的リアリティに加え、作動も○!?VFC

海外メーカーで圧倒的なリアリティを誇るのがVFCです。ラインナップの中でもH&K社のモデルは、同社のライセンスも持っているので刻印が正確で、限りなく本物に近いリアリティがあります。特にMP5シリーズは圧巻です。

また以前は動作重視のWE、リアリティのVFCと言われていましたが、昨年から販売されている2015年verでは作動性能も良くなっていてこの先も注目のメーカーです。

 

新規参入の東京マルイは大丈夫?

ここまで5つのメーカーを紹介してきましたが、もう一つ忘れてはならないのが東京マルイです。

マルイは電動ガンがメインのメーカーですが、2012年に長物GBB第1弾となるMP7A1を発売し長物GBB市場に参入しました。

しかしその後長物GBBは発売されず、2014年の静岡ホビーショーにてやっとM4MWSが発表、そこから発売まで1年半がかかり昨年11月にやっと発売されました。

MP7A1はすでにKSCが発売していましたし、M4に関しては先に紹介したように4社が発売してますから特に厳しいものがあります。

その中でも特にKSC製品の性能とVFCの2015年verの動作性能は向上している上にリアリティも兼ね備えています。

そうなると、今までリアリティを我慢する分性能を求めてマルイ製品を買ってきたユーザーにとっては、メリットが薄れてきてしまうと思います。

また海外メーカーは新製品を出すペースが早いですし、すでにかなりのモデルをラインナップとして揃えているので、これからマルイがどう長物GBBシリーズを展開してくのか注目です。

 

〜まとめ〜長物GBB買うならどれ?

ここまで各社の長物GBBを紹介してきました。では、どれを買えばいいの?と思う方もいると思います。

そこで簡単にまとめてみました。※個人的見解ですのであくまでも参考程度に。

  • 東京マルイ・・・長物GBB入門にはもってこい。箱出しで問題なく使えて高性能。破損が出た場合でもパーツは簡単に手に入るので心配なし。その代わりリアリティ(特に内部構造)は我慢。
  • KSC・・・MAGPULカスタムM4、MASADA、(国内メーカーの)AKが欲しい方にはオススメ。リアリティ・性能ともに問題なし。ただし、生産数が少ないので、だいぶ前に発売されたモデルは新品では手に入らないかも。
  • WA・・・マグナブローバックのガツンと思いリコイルを味わいたいならオススメ。ただし、フルオートのサイクルは遅め。
  • WE・・・国内メーカーに無いモデルが欲しかったら要チェック。とにかくラインナップが豊富。VFCに比べて安価だったりするが、刻印などはリアルじゃないものがある。また、海外製品なので調整が必要な場合が多く上級者向け&破損した場合のパーツは国内メーカーに比べて入手しづらいので注意。
  • VFC・・・国内メーカーに無いモデル、特にH&Kのモデルが欲しかったら要チェック。リアリティはかなりのもの。また2015年Verモデルでは作動性能も良くなってきている。ただし、WE同様海外製品なので調整が必要な場合が多く上級者向け&破損した場合のパーツは国内メーカーに比べて入手しづらいので注意。

こんな感じでしょうか。現状ではやはり、欲しいモデル、目的、重視する点によると思います。

皆さんも長物GBBいかがでしょうか?

 

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