ガスガンメーカー比較!お気に入りの1丁を見つけよう!

      2016/06/17

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気づけばもう6月、関東地方も梅雨入りしましたね。梅雨が明けるともう夏です。

・・・そう、夏といえばガスガンの季節!

というわけで今回は、ガスガン(ハンドガン)を販売する各メーカーの特徴を長所・短所共にまとめてみました!

「ガスガンを買ってみたいけどどれを買ったら良いのかわからない」という初心者の方や、「メーカーがたくさんあってどれを買ったら良いかわからない」といった方の参考になれば幸いです。

お気に入りの1丁を見つけてみましょう!

※ライフルなどの長物のガスガンについてはこちらの記事をどうぞ。

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東京マルイ

国内トイガンメーカーと言ったらまず名前が挙がるのはやはり東京マルイでしょうか。

その作動性能と安さから人気があります。

サバゲーで使いたい方や、これからガスガンを始めるという初心者の方などには特にオススメです。

長所

  • 高い作動性能

まずは作動性能でしょう。特に命中精度は抜群です。

またほぼすべてのモデルにノッチ欠け対策(スライドストップでスライドのノッチが欠けないようになっている)が施されているので、サバゲなどでもガンガン使えます。

  • 安価

価格は基本的に他社に比べて安いです。一部の限定モデルなどを除けば、1万円〜1万5千円ほどで販売されています。

  • ラインナップが豊富

ラインナップは映画やドラマなどでもよく登場するような、少し銃に興味があれば誰でも知っているようなモデル(例えばM9、1911、G17・18、P226、デザートイーグルなどなど・・・)は大体モデルアップされています。これ以外にも色々モデルアップされていて豊富なのでオススメです。

短所

他社に比べるとリアリティに欠けます。

例えば・・・

  • 作動性能のために銃の内部はデフォルメされていて、実銃とはまったく異なっているモデルもある
  • 細かいパーツがモールドになっている部分が多い
  • エキストラクターがスライドと一体型なためリアリティに欠ける(KSCやWA、タナカなどは金属製の別パーツ)
  • “TOKYO MARUI MADE IN JAPAN”や”ASGK”などの刻印が目立つところにデカデカと入れられている
  • 塗装が安っぽくプラスチックの質感が丸出しだったりする

ざっと挙げるとこんな感じでしょうか。この辺りは値段が値段なのでしょうがない部分かなとは思います。

また最後に挙げた塗装の安さや質感に関しては、M9A1以降のモデルでは向上していて良くなっています。

KSC

マルイよりもう少しいいものを求める方にオススメ。価格的もそこまで高くないので手を出しやすいと思います。

長所

  • リアルティ・命中精度・価格どれも○

KSCはプラスチックの加工技術がとても優れていて、その質感はとても良いです。

また内部構造も出来るだけ実銃に忠実に作られていたり、エキストラクターは稼働はしないものの金属製の別パーツで再現されていたりと、リアリティは高いです。

また数年前からシステム7というブローバックシステムを搭載しており、マルイに負けず劣らずの命中精度を持っています。

価格はマルイより少し高くなり1万5千円〜2万5千円程です。

短所

  • マガジンが入手しにくい

KSCは予備マガジンの流通量が少なく発売後早い段階で品薄になってしまい、入手が難しくなります。

  • ノッチ欠け対策が無い

またノッチ欠け対策が未だにされていないので、使っているとだんだんスライドのノッチが欠けてきます。

ですので自分でノッチ部に金属を入れるなどの対策を施したり、スライドを引いてスライドストップの解除を行うようにするなどの注意が必要です。

ウェスタンアームズ

Beretta社のモデルや1911シリーズを多くラインナップしています。

長所

  • 金属のような仕上げ

WAの凄さはやはりHW樹脂の仕上げでしょう。

カーボンブラックHWを使用し黒染めがなされたモデルやウェザリングが施されたビンテージフィニッシュなど、樹脂とは思えない一見すると金属のような仕上げはなかなかのものです。

  • S.C.W.3とHW樹脂によるハードなリコイル

一部のモデルを除きほぼすべてのモデルにHW樹脂が使われているため重量があります。

この重い個体をS.C.W.ハイスペック Ver.3というマグナブローバックエンジンで動かすのでハードなリコイルを味わうことが出来ます。

また命中精度に関しても、固定ホップアップですが適切な重量の弾を使えばきちんと狙ったところに飛んでくれます。

  • リアルなBERETTA刻印

WAはBERETTAと契約を結んでいるのでBERETTAシリーズの刻印がリアルです。

  • 1911のラインナップの豊富さ

ColtだけでなくSFA,Para Ordinance,Wilson,Kimberなどといった有名メーカーの1911カスタム(ハイキャパシティモデルもあり)が多数ラインナップされています。

オーソドックスなモデルからタクティカルモデル、またドットサイトが搭載されたモデルや競技用のモデルまで幅広くあります。

短所

  • 高価

WAは価格が高いです。基本的に安くても3万円以上、高いものでは5万円を超えるものもあります。

ただしこれらのカスタム1911をマルイの1911シリーズベースで作ろうとするとカスタム費がこれよりも高くなる可能性があるので、そう考えると高くない・・・かも・・・!?

  • 設計が古い

WAは設計が古いのが難点です。

例えばBERETTAのM9シリーズはファイアリングピンが再現されておらず、ハンマーのレストポジションが実銃と違います。また1911シリーズは昔の型をそのまま使っているため実銃よりも少し幅が太い(厚みがある)です。

マルゼン

Walther社のハンドガンと言ったらここでしょう。

長所

  • Walther社から図面提供を受けて作られたリアルさ

マルゼンのハンドガンはP99、P99コンパクト、PPK/S、P38の4種類です。

これらはドイツのWalther社と提携し実銃図面提供を受けているため、外見だけでなく内部も出来るだけ実銃を再現されておりとてもリアルです。

中でもP99とP99コンパクトはその完成度から、Walther社より「ジャパニーズP99」「P99コンパクト”ジャパニーズバージョン”」(Walther社の日本市場向けP99)と認められているほどです。

  • 安価

マルゼンはその安さも魅力です。

モデルにもよりますが一番安いPPK/Sに関しては1万円を切りますし、一番高いものでも1万5千円前後で購入出来ます(限定モデル等は除く)。

短所

  • 命中精度は可もなく不可もなく

短所というべきか正直微妙なところですが、性能は可もなく不可もなくといった微妙なレベルです。

しかしブローバックのリコイルは意外にもハードだったりします。

  • モデルによってはチープ

モデルにもよるので一概には言えませんが、例えばPPK/Sの通常のブラックモデルなどは塗装にヒケがあったり、もろくてすぐ剥げてきたりという点があります。この辺のチープさは価格も価格なので致し方ない部分かもしれません。

タナカワークス

ガスリボルバーシリーズで有名なタナカワークス。実はオートも・・・。

長所

  • リボルバー好きにはたまらないかも

タナカといえばやはりリボルバーシリーズが有名ですね。

S&W、COLTの有名モデルを多数モデルアップしています。

また6月13日には警察に配備されているM360SAKURAが発売される予定です。

  • ペガサスシステム

ガスリボルバーというと通常グリップ内にガスタンクを配置するため、実銃用のグリップを取り付けるなどのカスタムが出来ません。

しかしタナカのリボルバーシリーズはこの”ペガサスシステム”によりシリンダー内にガスタンクを配置しているためグリップ部分は実銃と同じ作りになっており、実銃用のグリップを取り付けることができます。

またこのペガサスシステムにより、リボルバーながら10発装填可能です。

  • マニアにはたまらないオートマチック拳銃

タナカはリボルバーのイメージが強いですが、オートマチック拳銃も販売しています。

これがマニアにはたまらないラインナップになっており人気があります。

そのラインナップはこちら↓

・SIGP220、P226、P228、P229、9mm拳銃

・ブローニング・ハイパワー

・H&K USP(9mm)、P8

・Glock17(Gen2、Gen3)、34(Gen3)

・ルガーP06、P08

・COLT.380Auto 

なぜマニアにたまらないのかというと、例えば今人気があるの9mm拳銃。9mm拳銃は自衛隊の制式拳銃ですがタナカでは陸・海・空それぞれモデルアップしているのです。

他にもブローニングハイパワーでは通常のモデルだけでなく、カナディアンモデルや中華民国仕様をモデルアップしていたり、USPではフルサイズ=45ACP仕様のイメージが強い中9mm仕様をモデルアップしていたり・・・

この辺りって恐らくマニアじゃないとわからないのではないでしょうか。

ある意味”通好み”のラインナップになっています。

  • モデルガンメーカーならではのリアルさ

タナカはモデルガンも販売しています。故にガスガンにおいてもリアルティはなかなかのものです。

先に記述したリボルバーのグリップもそうですが、グリップ以外の部分もガスタンクが配置されているシリンダー以外は実銃さながらのリアルティです。これはオートマチックも同様です。

実際にやったことはないのですが、そのリアルティ故にガスガンのパーツをモデルガンにほぼそのまま移植出来るのだとか・・・。

短所

  • 少し高価

WAほどではありませんが2万円弱〜3万円のものが多いです。

リアリティを考えればそこまで高くない気もしますが・・・どう感じるかはあなた次第です。

  • 良くも悪くもペガサスシステム

先ほど記述したようにペガサスシステムはシリンダーの中にガスタンクがあるためカート式では無く、1発ずつ弾をシリンダーに詰めたり射撃後に排莢したりという動作は出来ません。

これはガスタンクを必要とするガスリボルバーの宿命といったところですので仕方ありません。

  • オートマチック拳銃のガス漏れ

タナカのオートのマガジンはガス漏れが多発します(最近の9mm拳銃などはわかりませんが・・・)。

ですのでそれを覚悟した上で買うか、自分で修理しましょう。

ちなみに私の経験で言うと、ほとんどのものが修復可能です。

  • ガンガン撃つものではないかも・・・

やはりタナカの人気はそのリアリティです。どちらかというとガンガン撃つよりもコレクター向けといった感じでしょうか。

性能もそこまで良いものでもないので(モデルにもよります。スナブノーズのリボルバーなどは短いバレルの割にはちゃんと飛ぶな〜と思いますし、オートに関しては古いモデルだとうーん・・・といったものもあります。)性能を求めるならあまり向かないかもしれません。

ガンガン撃って楽しむというよりは所有して愛でるような感じかと思います。

マルシン

カート式リボルバーでお馴染みのマルシン。オートマチック拳銃のマニアックなラインナップも魅力。

長所

  • カート式リボルバー

マルシンのガスリボルバーシリーズはカート式です。Xカートリッジというリアルなカートリッジを採用しているため装填や排莢など実銃さながらの操作を楽しめます。この辺りはモデルガンも販売しているマルシンならではかと思います。

  • マニアックなラインナップ

マルシンはオートマチック拳銃もは販売います。先ほどのタナカ同様こちらも少々マニアックなラインナップがたまりません。

P210やモーゼル712、南部14年式といった他社にはない往年のモデルを販売しています。

また排莢式ガスガンというカートリッジ式のガスブロオート(Kimberとcz75)も販売しています。

これもモデルガンを販売しているマルシンならではかと思います。

  • CO2ガスガン”FNファイブセブン”

昨年発売されて話題になったのがFNファイブセブンのCO2ガスガンです。今までのガスブロとは全く異なる異次元のブローバック、またCO2により寒い時期でも安定した作動が楽しめます。

気になる方はこちらでMJ MAGAZINEのレポート記事が読めるので是非ご覧ください。

短所

  • ガンガン撃つものではないかも・・・

製品ラインナップでもわかるように、こちらもタナカ同様コレクター向けといった感じが強いでしょう。

カート式リボルバーや排莢式ガスガンで装填・排莢アクションを楽しむ、往年のモデルを手にして楽しむ・・・そんな製品が多いと思います。

ですのでガンガン撃って楽しむというよりは所有して愛でるような感じかと思います(CO2のファイブセブンは除く)。

  • モデルによってはチープ

モデルにもよるので一概には言えませんが、例えばM36やポリスリボルバー、1911など安いモデルは塗装や細かい部分の作りなどチープさは否めません。価格も価格なので致し方ない部分かもしれません。

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