【レビュー】タナカワークス M360SC

   

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今回はタナカワークスのM360SCガスガンをレビューしたいと思います。

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M360SCとは・・・

Smith&Wessonが製造するリボルバーです。

Jフレームの5連発で、バレルは2インチ、俗にゆう”スナブノーズ”というやつです。

最大の特徴は、フレームにスカンジウム合金を使用している点で、これにより非常に軽量に出来ており、かつ強度がある素材なので、この小ささながら357マグナムを撃つことができます。

タナカでは今回ご紹介するM360SCの他に、ブラックモデルのM360PD、そして日本警察に配備が進んでいるM360J SAKURAもモデルアップしています。

パッケージ

雰囲気たっぷりの箱。Smith&Wessonの実銃を買って来たみたいで気分が上がりますよね。憎い演出です。

外観

銃全体がセラコートにより仕上げられており、実銃のスカンジウム合金のフレームと、チタンシリンダーの質感違いを、色味を変えることで再現しています。

セラコート仕上げ、そして色味の違いが実銃の雰囲気を出しており、高級感があります。

本体はABSで出来ているのでとても軽いです。(HWで作ると恐らく実銃の重量を超えてしまいます。)

グリップはアンクルマイクスタイプで、ラバーコーティングがされています。

各部の刻印も非常にシャープで綺麗に入れられています。

バレルは実銃同様別パーツになっており、ここも非常にリアルなポイントです。

一つ気になったのが、画像右端の部分に塗装の吹き溜まりがある点ですね。

せっかくのセラコートなのですが、この画像の部分と、グリップ底部の2箇所に吹き溜まりがあったのが気になりました。

トリガー&ハンマーはケースハードン仕上げ。

ただ、ケースハードンってもっと綺麗な感じだと思ってたんですが、こんな感じなのでしょうか?個体差?

また、今までのS&Wのリボルバーとは違いファイリングピンが内蔵式になたっため、ハンマーノーズがぺったんこ。新鮮ですね。

このモデルは、付属のキーでロックをかけられるようになっています。

シリンダーの上に差し込み口があるので、付属のキーで左に回すと、ハンマー横のプレートが顔を出します。

この状態だと、ハンマー及びトリガーがロックされ、発砲出来なくなります。

ペガサスシステム

タナカのリボルバーといえばこのペガサスシステム。

通常、ガスリボルバーはグリップ内にガスタンクを収めるため、実銃用のグリップなどが付けられず、グリップを交換しようとしてもかなり選択肢が限られていました。

それを克服したのがこのペガサスシステム。

ペガサスシステムではシリンダー内にガスタンクを収めることで、グリップ周りが実銃同様の作りと同様になっており、好きなグリップを取り付けることが出来るようになりました。

・・・はずなんですが・・・ちょっと問題が。後ほど後述します。

実銃の様にすっきりとしたフレーム。

シリンダーには、装填された弾丸がモールドで再現されていますが、内1発がガス注入口になっています。

通常のガスボンべのノズルでは本体に当たって注入出来ないので、付属の延長ノズルを装着してガスを注入します。

BB弾はシリンダー正面から付属のローダーを使って装填します。

実銃は5発ですが、ペガサスシステムのおかげで10発装填できます。

ここで、ペガサスシステムの解説を少々・・・。

先ほど、シリンダーがガスタンクという話をしましたが、マガジンも兼ねています。

シリンダー本体は、6つの穴が空いたガワの部分(図で薄いグレーの部分)と、中のガスタンク(図で一回り小さい濃いグレーの部分)の二重構造になっています。

リボルバーなので、撃つときにシリンダーが回転するわけですが、実際に回転しているのは、外のガワの部分だけで、中のタンクは回転しません。

タンクは常に図のような状態で、バルブが一番てっぺん(シリンダーを戻したときにバレルの当たる位置)、その一つ手前が装弾口の位置で固定されています。

ガワのそれぞれの穴はパッキンになっていて、1発BB弾を保持可能、装弾口に関しては、ガワのパッキンに1発+タンク内に縦に5発装弾可能となっています。

では、どのようにして10発が装填され発射されていくのか、メカニズムを図と合わせて解説して見ました。

理解出来たでしょうか?

正直文面では説明しにくい部分なのですが、出来るだけわかりやすくまとめてみました。伝わってたらいいなぁ〜笑

実銃グリップが付かない!?

さて、今回この銃のためにS&Wの実銃用の純正グリップを用意したのですが、取り付けようとしたところ・・・

ネジ穴の位置がフレームと被って取り付けられません・・・。

フレーム削れば取り付けられそうですが、今度は・・・

後ろのRが合いません。。。T^T

綺麗に合わすにはかなり加工が必要ですね。

この辺は実銃と比較ができないのでわかりませんが、フレーム内部の形状が少し違うんでしょうか。。。

折角のペガサスシステムなのでこの辺りもリアルに作って欲しかったですね。

実射

実射ですが・・・測定不能でした^^;

というのも、5mからの距離でテストして見ましたが、ターゲットペーパーが全く破れませんでした。

その後距離を縮めて3mからも撃って見ましたが、それでも破れないというまさかの結末でした。

まぁ、このモデルにそもそも性能を求める人もいないでしょうから、これで良いのでしょうw

〜まとめ〜

見た目のリアルさと高級感、そしてかっちりした作りは流石タナカといった感じです。

気になるのは、セラコートの仕上げが少々気になる部分があるのと、グリップが無加工で付けられなかった点でしょうか。

実射性能に関しては元々求めてないのでまぁいいかと。

ブラックバージョンの360PD、軍・法執行機関向けのM&P360、日本警察仕様の360J SAKURAなど、バリエーションも豊富ですので、これらのモデルが好きな方は是非コレクションに追加して観てはいかがでしょうか。

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