【リコリス・リコイル】第6話マニアック考察!
2022/08/22
8/6に放送されたリコリス・リコイル第6話のマニアック解説をしていきたいと思います。
真島の愛銃
真島が使用する銃はキアッパ・ライノです。
一般的なリボルバーと異なり、シリンダーに対して下側にバレルが付いているのが特徴です。
リボルバーといえばおなじみのコルトやS&Wではなく、ライノをチョイスしてくるあたり、やはりこの作品を書いている人は相当マニアックだなと改めて思いました。
しかし、真島のあの風貌にライノは洒落てて似合っていると思います。
フィンガーセーフティ
銃を扱う上での基本中の基本、「撃つ時以外(撃つ可能性がない時)はトリガーに指をかけない」。
セーフハウスにやって来た2人を追い返す際に、ベランダから2人に銃を向ける千束手元をよく見てみましょう。
威嚇だけなのでトリガーに指をかけずに銃を構えています。
描写が細かいですね。
千束のスタンスの使い分け
今回の6話では、C.A.Rシステム、アイソセレス、ウィーバーと色々な構え方をする千束を見ることが出来ました。
轢かれた後ポンチョを投げて反撃するシーンではウィーバー、その後追っかけてくるバンへ発砲する時はアイソセレス、そして真島に近づいて行くときはC.A.Rシステムを使用していました。
状況によって色々な構えを使い分けているんですね。
今まで見てきた感じでは、千束がアイソセレスで撃つのは珍しいなと思いましたが、今回は早いスピードで迫ってくるバンに対して正確かつ早く連射するという点でアイソセレスだったのかななんて思います。
実際結構な速さで連射してましたし、アイソセレスでリコイル制御しやすいのか、他の構えの時に比べて腕の跳ね方も小さく描かれていた気がしました。
千束のリロード
追っかけてくるバンに対して千束が発砲するシーン。
バンの方へ振り返りながらリロードする場面も好きなんですが、個人的にはその後の2マガジン目に注目。
映像が正面からのアップに変わると同時に、リロードして再び発砲し始めるわけですが、この時千束はターゲットへ目線は向けたまま、銃もあまり大きく動かさずに、ノールックで左手で素早くマガジンを挿入再び発砲しています。
この無駄が無くスピーディなリロード、いかにもプロといった感じで個人的には凄く痺れるポイントでした。
真島へ近付く千束の動き
これは原案のアサウラさんがツイートで投稿されています。
真島との対決の中で、千束がC.A.Rシステムの構えで流血する真島へ近づきますが、その後喋りながら通常の構えに変える時の動きがとても細かくリアルに描かれています。
これは本当に細かくリアルに描かれているので、「知らなかった!」という方は是非見返してみてください。
何故真島の血を避けられなかったのか
真島から血で目潰しをくらい反撃されてしまった千束ですが、何故銃弾を避けれるのに血は避けられなかったのか。
恐らく、目潰しをしてくるというその行動自体を予測出来ていなかったからだと思います。
銃弾にしろジャンケンにしろ、この後相手が発砲してくる、あるいはグーチョキパーのどれかを出してくる、という行動自体は分かっていて、その上でタイミングを見極めて動いている訳です。
実際、ジャンケンも最初はグーから始めず、不意打ちでジャンケンポンでやれば千束も対応出来ないわけですよね。
故に、真島の目潰しも不意打ちだったため避けられなかったのでしょう。
そう考えると、今回のジャンケン下りはこの目潰しのシーンへの伏線だったんでしょうね。
たきなの射撃
真島達から車で逃げるシーンで、たきなが窓から身を乗り出してルーフの上から発砲しているんですよね。
ここは正味マニアック解説でも何でもなく、ただただカッコいいっていうだけなんですが、短いシーンであまりアップで描かれているわけでもないので意外とわかりづらいかもしれません。
そんなのあったっけ?という方は是非見返してみてください。
〜まとめ〜
いかがだったでしょうか。
今回は千束の弱点が見えた回でしたね。
真島には銃弾が避けられることと弱点もバレてしまったわけなので、今後再び戦う時にポイントになってきそうですね。
しかし、喫茶店の車に銃弾の跡が沢山付いているの大丈夫なんでしょうかねぇ…笑
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Comment
銃器の考察をとても楽しく、また興味深く拝読しております。
私は、2000年前後にどっぷりとガンマニアだったのですが、それ以来少し離れておりましたので、こちらの管理人様の記事を読ませていただき、とても勉強になっております。
リコリスリコイルを見ていて、またマニアの世界に戻りそうな自分がいます^ ^
ちなみに、管理人様は第4話も視聴なさったことと拝察いたしますが、第4話の銃撃シーンで、電車内で待ち伏せるリコリスの中で、「右肩を窓側に向けて銃を構えるリコリス」が数名います。(17:55の付近です)
そのリコリスたちの銃の構え方が、私はずっと気になっています。
というのも、この構え方をしているリコリスは、皆、右手右腕を不自然に捻って右手で銃を握り、左手を右手に添えているからです。
何らかの事情で右肩を窓側に向けて銃を構える必要があるのであれば、左手にスイッチして構えるのが自然ではないかと思うのですが、なぜあのような構え方をしているのかがどうしても分かりません。
この作品のアクションシーンの作画レベルから考えて、意図なくこういう構え方をさせるようにも思えず、自分の中でずっと引っ掛かっています。
管理人様は銃器関係にとても深い見識をお持ちですので、もしも機会がありましたら是非ともご教示いただきたいです…m(__)m
>voldenuitさん
>私は、2000年前後にどっぷりとガンマニアだったのですが、それ以来少し離れておりましたので、こちらの管理人様の記事を読ませていただき、とても勉強になっております。
>リコリスリコイルを見ていて、またマニアの世界に戻りそうな自分がいます^ ^
当ブログをご覧頂きありがとうございます。
リコリコは本当にマニア心くすぐられる細かい描写が多いですよね!
>ちなみに、管理人様は第4話も視聴なさったことと拝察いたしますが、第4話の銃撃シーンで、電車内で待ち伏せるリコリスの中で、「右肩を窓側に向けて銃を構えるリコリス」が数名います。(17:55の付近です)
>そのリコリスたちの銃の構え方が、私はずっと気になっています。
>というのも、この構え方をしているリコリスは、皆、右手右腕を不自然に捻って右手で銃を握り、左手を右手に添えているからです。
>何らかの事情で右肩を窓側に向けて銃を構える必要があるのであれば、左手にスイッチして構えるのが自然ではないかと思うのですが、なぜあのような構え方をしているのかがどうしても分かりません。
当該シーン観ましたが、確かにあの構え方は不思議ですね。
左手にスイッチしていない理由は利き手で撃つ為かなとも思いましたが、それなら姿勢自体をもっと撃ちやすい形に変えては?と思いますし…
色々考えてみたり調べてみたりしてるのですが、現状私も答えが見つかってません…
>この作品のアクションシーンの作画レベルから考えて、意図なくこういう構え方をさせるようにも思えず、自分の中でずっと引っ掛かっています。
>管理人様は銃器関係にとても深い見識をお持ちですので、もしも機会がありましたら是非ともご教示いただきたいです…m(__)m
確かに意図はありそうなので、そのあたり公式で解説本みたいなの出して欲しいくらいですね。
深い見識なんてとんでもない、所詮銃が好きなだけの素人です^^;具体的な回答が出来ずすみません。
今後もマニアック記事は出していこうかと思っているので、良かったら覗きに来てくださいm(__)m
rin様
大変お忙しいところ、突然差し上げました私のコメントにご返信くださって誠にありがとうございます。
やはりあのシーンの構え方は謎ですよね…。作画のミスにしてはあまりに不自然すぎますし…。(あんな風に描く方が、余計に手間がかかりそうです^ ^;)
一緒に考えていただけて、とてもうれしかったです。私も引き続き研究しようと思います。
ちなみに、この作品は、制作に時間の制約がある中で本当に細かいところまでこだわって描かれているのが見てとれますので、気になるシーンはほとんどコマ送りで確認してしまっている自分がいます笑
銃器・アクション監修の方による公式解説!とかがあると本当に楽しいだろうなと思いますし、これだけこだわって作ってるんだ、ということをさらに世に広めるべく、是非やってほしいですね^ ^
rin様のマニアック記事は、とても分かりやすく、私が全然気付けていなかったことを教えていただけるとても貴重で楽しい記事ばかりですので、今後も楽しみにしております!
車の記事もとても興味深く、まだ拝読できておりませんがこれから少しずつ読ませていただこうと思います(私も欧州車好きでして…^ ^)