【レビュー】タナカワークスSIG SAUER P229

   

Pocket

USPコンパクトのレビューの際に予告したもののそのままになっていたタナカP229のレビューを今更ですがしたいと思います。

中古で手に入れた上に結構触ってるので全体的にボロいですが”使いこんだ銃ならではの味”ということでご了承ください(笑)

スポンサーリンク

外観

IMG_8059やっぱりSIGはカッコいいですねぇ〜個人的な話ですが銃に興味を持ち始めて一番最初に知ったのがP228でしてそれ以来SIGの銃には目がありません(笑)

IMG_8019

今回レビューするのはオークションで中古で入手したものでスライドがABS、フレームがHWです。入手時はスライド・フレーム共にHWだったのですが撃ってるうちにスライドにが割れてしまい、おまけとして同梱されていたABSのスライドに交換しました。なのでスライドとフレームの色味が違います。スライドはツヤのあるブラックで、フレームはつや消しのブラックです。また金属パーツは全て前のオーナーがブルーイングで仕上げ直しを行っています。

テイクダウンレバーは現行タイプになっています。おそらく前のオーナーが同メーカーのP229SかP226から移植したのではないかと思います。

やはりSIGはマガジンキャッチ・デコッキングレバー・スライドストップがグリップ周りに集約されていて、グリップした手をずらさずにこれらを操作できるのが良いですよね。その上銃自体も比較的コンパクトですから手の小さい人でも扱いやすいと思います。

IMG_8015

反対側。トリガーは薄型のタイプです。同メーカーのP228には旧型の厚いトリガーのものがあります。

グリップスクリューはマイナスのタイプ。できればヘキゴンスクリューに交換したいところです。GUADERから出てるマルイP226用ヘキサゴンスクリューがネジ穴の径は大丈夫なのですが頭の部分が厚くて出っ張ってしまうんですよね。なんとかリューターなどで薄く加工して取り付けたいと思っています。

スクリーンショット 2016-08-29 23.43.09

ティルトバレル式ショートリコイルなのでホールドオープン時はバレルが少し上を向きます。

IMG_8026

パーティングラインはほとんど処理されていますが、トリガーガードの内側だけ未処理のまま残っています。

IMG_8029

スライドの刻印は綺麗に入れられています。マニアックかもしれませんが小さな文字でさりげなく入れられた「STAINLESS」の刻印が好きなポイント(笑)

“SIG ARMS”の刻印が浅いように見えますが、これはホルスターに抜き差ししているうちにだんだん擦れて刻印が薄くなってしまったものです。

IMG_7386

ホルスターに抜き差ししていると結構擦れるようで、これは前のHWスライドの写真ですが今のABSスライド以上に刻印が擦れてしまっています。

IMG_8035

反対側はこんな感じ。チャンバーには9mmParaの刻印が。個人的にはせっかくP229なんだから.357SIGか.40S&Wにして欲しかったですね。聞くところによると同メーカーのP229Sが357SIG仕様なのだとか。そのうちバレルだけ移植したいところです。

“MADE IN JAPAN”や”TANAKA WORKS”の刻印はありますが、某メーカーよりはさりげなくて良いかと思います。

IMG_8036

エキストラくたーは金属製の別パーツになっているのは嬉しいポイント。これも前のオーナーがブルーイングしたらしいのですが、酸化してしまったのかムラになってしまっていますね。

IMG_8043

サイトは旧型で真ん中に白線が入ったシンプルなタイプです。現行型の2ドットタイプに変えようかな・・・(同メーカーのP226のリアサイトが移植出来るらしいです)。

IMG_8052

一つ気になる点がこのグリップ。左右分かれているので真ん中に割れ目があるのですが、握るとこのようにずれて段差ができてしまうんですよね。

どうしてもグリップした時に気になるので、私はこんな感じでHOUGUEのラバーグリップカバーを装着しています。

IMG_8055

ちなみにホルスターはAKERのパドルホルスターNo.144Aです。本当はNo.268Aが欲しいのですが日本でP229用のNo.268Aを扱っているショップが未だに見つかりません。円高なので個人輸入も考えましたがやはり税関で引っかかる可能性が0でない以上はなかなか踏み切れませんね・・・。

マガジン

スクリーンショット 2016-08-30 0.23.10

タナカP229はWAのマグナブローバックシステムを採用しているのでマガジンにはバルブロックが付いています。

IMG_8049

マガジンリップはマガジン本体と一体型で金属製です。金属製のリップはBB弾が削れる可能性があるのであまり好ましくはないですね。

また、タナカのオートマチックでよく言われるマガジンのガス漏れについてですがこの個体は大丈夫でした。タナカのマガジンのガス漏れは散々言われていますが、正直治せるものがほとんどなので私はあまり気にせずに入手しています。現にP229の予備マガジンはガス漏れのものを入手し自分で直して使っています。ガス漏れのものはジャンク扱いで安売りされていることが多いのでお得でいいんですよね(笑)

分解

スクリーンショット 2016-08-30 16.26.37

分解は、マガジンを抜きチャンバーに弾がないことを確認したらスライドをホールドオープンの位置にします。するとテイクダウンレバーが丁度スライドの半円の位置になるので、テイクダウンレバーをそのまま90度回転させます。あとはスライドを前方へ引き抜くだけです。

IMG_8084

内部はこんな感じです。

スクリーンショット 2016-08-30 16.38.15

ホップアップはバレル根元のスクリューを付属の六角レンチで左右に回して調節します。ただこれがいくら回しても全然変わらない。。。

実射

スライドがABSに交換してあるのでパコッパコッと少々情けない音でリコイルもそこまでありません。しかしマグナブローバックなので割とスライドスピードは思ったより早いです(マルイに比べたら流石に弱いですが・・・)。
HWスライドだとマグナブローバックも相まって、ドシッと重くて鋭いリコイルが楽しめます。

あぁ、やっぱりHWスライドが欲しいなぁ・・・もう一度あのリコイルを楽しみたい・・・(笑)

命中精度に関してはあまり良くありません。ホップを最大にしても照準より下に着弾します。

〜まとめ〜

いかがだったでしょうか。

性能やマガジンのガス漏れ伝々はありますが、やはりタナカだけあって外観のリアリティは流石のものです(特にHWモデル)。SIGファンにはたまらない1丁だと思います。

ただしタナカのP226・P228・P229はもう生産していません。入手するには中古を扱うショップやオークションが主となります)。それでも是非一度手にとってみてほしいと思います。

 - Military, レビュー ,

        

Message

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

  関連記事

東京マルイGLOCK22 6月15日発売

静岡ホビーショーで発表された東京マルイのGLOCK22が、6月15日に発売される …

射撃時の利き目〜両目で狙おう!

前回、射撃時の利き手について紹介しました。 今回はその続きとも言える「射撃時の利 …

射撃姿勢その3〜射撃のワンポイントアドバイス〜

前回スタンスについて紹介しました。 皆さんお好みのスタンスは見つけられたでしょう …

no image
【リコリス・リコイル】第5話マニアック考察!

7/30に放送されたリコリス・リコイル第5話のマニアック解説をしていきたいと思い …

no image
マルゼン ワルサーP99再販!

約2年4か月ぶりになるでしょうか。 マルゼンからWaltherP99ガスブローバ …