【レビュー】東京マルイKSGガスショットガン
2016/09/26
ついに発売となった東京マルイのガスショットガンKSGを購入したのでレビューしたいと思います。(本当は発売当日にレビューしたいのですが、筆者は北海道在住なため届くのが最短で発売から2日後なのです・・・^^;)
KSGとは・・・
簡単に実銃のお話を。KSGはケルテック社が製造・販売しているブルパップ式のショットガンです。最大の特徴は”デュアルフィードシステム”というもので、バレルと並行してマガジンチューブが2本搭載されている点です。このブルパップ+デュアルフィードシステムによりコンパクトながら2.75インチのショットシェルなら15発(左右のチューブに7発ずつ+チャンバーに1発)、3インチのショットシェルでは13発というハイキャパシティを実現しています。また2本のマガジンチューブそれぞれに別の弾薬(例えば片方はバックショット、もう一方はスラグ弾といった感じ)を装填して撃ち分けることもできます。
最近では映画やゲームにも登場する機会も増えており、例えば映画ではキアヌ・リーブス主演のジョン・ウィック、ゲームではコールオブデューティシリーズなどに登場したことでも有名ですね。
では実銃のお話はこの辺にしておいて、レビューに参りましょう。
パッケージ
今回はモケイパドックさんで購入、税込・送料込29,800円でした。
パッケージはやけにSFチック(笑)
左下に6+6+1と書いてあるので、マルイはどうやら3インチのショットシェルをイメージしているようです。
中には、本体・シェル型マガジン×1・ガスタンク・BB弾・保護キャップ・サイト調節アジャスター・クリーニングロッド・マガジンローダーが入っています。
クリーニングロッド・マガジンローダーはわかりづらいですが台紙を外すとその下に入っています。
外観
外観は仕上げも綺麗でとても良いと思います。実銃通り樹脂が多用されていますが、マガジンチューブやチークパットの部分などは金属製でひんやりしています。
またネジ穴が気になるかもしれませんが、これも実銃通りなので問題ありません。
わかりきっていることですが、刻印についてはマルイオリジナル。
反対側には堂々とMADE IN JAPANの刻印が・・・^^;
実銃ではこのフォアエンドの部分に”KELTEC”というメーカー刻印が入るのですが、それももちろんありません。
トップレイルは金属製で刻印も綺麗に入れられています。
フロント・リアサイトは可倒式で倒した状態でも使えます。
起こすとこんな感じ。一般的なピープサイトですね。
サイトピクチャー。
また、フロントサイトは付属のアジャスターツールで、リアサイトはサイト横のダイアルでそれぞれ調節できます。
アンダーレイルはフォアエンドと一体型の樹脂製。
大迫力のマズル。マズル横の金具はスリング装着用のスリングループ。
ぶっといバレルの中にはインナーバレルが三本入っています。わずかに傾いているのはチャンバーが右側にあるから。
グリップは下の方が前後に長くなっていますが特に気にならず握りやすいです。
トリガーは樹脂製でトリガーガード前方にあるアクションバーロックは無可動のダミーとなっています。
実銃では初段装填時やドライファイアを行う際このアクションバーロックを下に下げながらでないとコッキングできません。
ガスタンクはバックプレートを外し矢印の方向に押し込みます。奥までしっかり入れないとガスが噴き出してしまうので軽くたたき込むように入れると良いと思います。
取り外す際は銀色のレバーを上に押し上げることで取り外せます。
マガジンは従来通りのシェル型マガジン。付属しているのは写真にある白いモデルです。ちなみに横にある青いのは本物のショットシェル(2.75インチ)です。もちろん一度使用した薬莢に砂を入れて封をした合法なものです。こう比べてみると結構大きいですね。
KSGはブルパップなのでシェル型マガジンはグリップ後部にこのように装填します(装填は右側)。シェルに引っかかっているギザギザのレバーを下に下げるとシェルを排莢することができます。
真ん中のレバーはマガジンセレクターで、実銃では左右どちらかに倒してマガジンチューブを選択もしくは真ん中にしてチャンバーの1発というように切り替えることができます。ですがマルイのKSGには左右切り替え機能はなく、右側に装填、左側は予備のシェル型マガジンを入れる(2つ)シェルホルダーとなっているので、このレバーは動きますが何の意味もありません。
こんな感じで予備を左側に入れておくことができます。今回はマガジンを1つしか持っていないので本物のショットシェルを予備の方に入れてみました。太さはほぼ同じなので問題なく入りました(試す場合は自己責任でお願いします)。
ご存知の方も多いと思いますが、マルイのショットガンシリーズは3発または6発の同時発射が切り替え可能です。KSGではレイル後部のヒートシンクカバーを外したところに切り替えスイッチがあります(右が3発、左が6発)。
セフティはグリップ上部にあります。左側に飛び出していればセフティON、右側に飛び出していればセフティOFFで発射可能。Sの塗装が雑なのが少し気になりますが、右利きであれば握ったまま親指で押すことで簡単に解除できて良いですね。
実射
とりあえず自宅で5mの距離から3発同時発射で試射してみました。
実際に構えてみると重心はグリップのあたりにあって良いのですが、やはりガスタンクがある分少しリアヘビーなのが気になりました。まぁしょうがないことなんですけどね^^;
トリガープルは軽くストロークも短くてトリガーフィーリングは良いです。発射音はボンッという割と大きめの音で思っていたより撃ち応えがあります。
命中精度に関してはまだアタリが出ていないのか狙いより4〜5cm右に着弾する感じでした。何発も撃っているうちにアタリが出て良くなるかもしれないので様子見といったところでしょうか。なおホップアップは固定ホップアップです。
もう一つ言っておきますとラピッドファイアはできません。また1回コッキングするとトリガーを引かない限りフォアエンドがロックされコッキングできません。実銃でもロックされるのは同様ですが、実銃の場合は装填不良などのトラブルに対応するためアクションバーロックを下に下げれば再度コッキングすることができます。ですが先述の通りマルイのKSGではアクションバーロックは無可動のダミーなのでそのような機能はありません。なのでもし弾が詰まった場合などは、シェル型マガジンを外す→周囲に気をつけチャンバーに残っているBB弾を撃つ→コッキングしてチャンバークリアという手順を踏まなければなりません。
KSGといえば・・・やっぱりジョン・ウィック!
いつものレビューならこのあとまとめで終わりなのですが、今回はもう一つ企画があります。
KSGといえば・・・やはり映画「ジョン・ウィック」!
キアヌ・リーブスかっこよかったですよねぇ〜KSGが日本で有名になった原因の一つでもないでしょうか。
そこで今回はジョン・ウィックの劇中に登場したKSGを完全再現してみました!
ただ、ここで記事にするとさらに長くなってしまうので別記事にしました。ぜひご覧ください。
ジョン・ウィックのコスプレを考えている方、必見です(笑)
〜まとめ〜
KSGは今までエアガン化されていなく、また最初に紹介したように映画やゲームなどで注目度の高いショットガンだったのでそれを製品化したのはとても良いと思います。ただ各所で言われていることですがやはりKSGの最大の特徴であるデュアルフィードシステムが再現されていないのは不満が残るところです。ついでに言うと内部システムはほとんど既出のM870と同じですからね。これではわざわざKSGをモデルアップした意味があまり感じられませんし、流行・話題性に乗っかっただけな感じも否めません。この辺はもう少し頑張って欲しかったところです。また、個人的にはアクションバーロックも再現して欲しかったですね。
ただそれ以外の部分での再現性や仕上げなどはよくできていて良いと思いました。
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