【レビュー】カート式エアリボルバー クラウンVS東京マルイ徹底比較!
2016/04/28
先日東京マルイからカート式エアリボルバー・コルトパイソン.357マグナムが発売されました。
しかし、カート式エアリボルバーといえばクラウンモデルが有名ですよね!?
というわけで、今回はクラウンVSマルイで両者を比較してみたいと思います!
今回比較するのはクラウンのパイソン6インチモデル(数年前に購入したものなので小傷がありますがご了承ください)。
価格はクラウンが3,900円(税抜)、マルイが4,980円(税抜)です。約1,000円マルイの方が高い設定ですね。
対象年齢は10才以上です。子供にこの価格設定は少々きついのでは・・・?
では、早速見ていきましょう!
※記事中の写真はすべて上がクラウンで下が東京マルイ、もしくは左がクラウンで右が東京マルイです。
外観
まずは全体像から。
クラウンはつや消しのブラックなのに対して、マルイはブルーがかったツヤのある塗装。こう比べて見るとマルイの方は結構ブルーな仕上げなのがわかりますね。
塗装の仕上げについては、クラウンはヒケがベンチレーテッドリブに少しある程度で、他の箇所は特に問題なく綺麗な塗装が施されています。
それに比べてマルイはフレーム・サイドプレート・フロントサイト側面・グリップなどいろんな箇所にたくさんヒケがあり、せっかくのブルー仕上げが台無しです。
また全体的にクラウンの方がエッジが立っていますね。
バレル左側の刻印。クラウンはかなり細く、マルイは太めでくっきり。ただ、マルイの刻印はエッジが結構丸いです。
バレル右側も同様。どちらも実銃とは違うメーカー刻印なので、控えめなクラウンの方が好印象。
マズル部分。クラウンはライフリングが再現されていますが、マルイには無く少し物足りない印象。
また、マルイはバレルの淵に隙間があるのが気になります。
フロントサイトの比較。クラウンは赤が入っているのでとても見やすいサイト。ただ、どちらのサイトも実銃で存在するものなのでOK。
また、サイトを固定するピンはどちらもモールド。
フレーム左側、COLTのマーク比較。マークはマルイの方がリアルで良いですね。ただ、マルイはこのマーク周辺にヒケがあり気になります。
グリップのメダリオンもマルイ位の方がリアルで良いですね。
またグリップを止めるスクリューがクラウンとマルイで左右逆です。クラウンは左側、マルイは右側がマイナススクリューになっています。ちなみにどちらもダミーです。
サイドプレートの比較。マルイはピンがモールドですが再現されています。またマルイの方はこの個体だけかもしれませんが、シリンダー下のマイナススクリュー周辺の塗装が一部剥げています。
カートリッジ比較。
これはマルイの方が圧倒的にリアルで良いですね。クラウンはカートの後端に、マルイはカートの先端にBB弾を詰めます。
サイズに関しては、マルイの方が少し太いですが・・・
クラウンのパイソンにマルイのカートがすんなり入っちゃいます!
クラウンはシリンダーの穴に比べてカートが細いので、少し太いマルイのカートでも入ります。というか、マルイのカートがドンピシャです!
というのも、実銃では銃を逆さまにするだけでは排莢されず、エジェクターロッドを押すことで排莢出来ます。
しかし、クラウンのリボルバーはエジェクターロッドを押さなくても逆さにするだけで排莢されてしまいます。
ところが、マルイのカートを入れると少し太いのがちょうど良いらしく、銃を逆さにするでは排莢されずエジェクターロッドを押すときちんと排莢されます。実銃さながらです。
ちなみにマルイのカートをマルイのパイソンに入れるとこうなります↓
・・・^^;
どうもシリンダーの穴の大きさが不均等なのか6発中4発がキツくてこのように途中で止まります。ここから手で押し込めば奥まできちんとカートが入りますが、リロードの際流し込むように入れるとこうなります(苦笑)。
作動性能
命中精度
命中精度に関しては、どちらも狙いより下に着弾します。
クラウンの方はこのように、リアサイトの上にフロントサイトを乗っけるように狙うと割と狙ったところに弾が飛んで行きます。
操作感
各パーツの操作感について。
ハンマーは、クラウンの方が重いです。マルイの方が少し軽いですが、それでも子供には少しつらいかなという気がします。
トリガーは、クラウンはとても軽く子供向けだと思います。また、キレも良いです。マルイはヌルッとした独特の感触で、キレも悪いですね。扱いづらく感じました。
シリンダーはクラウンの方がスムーズにスイングアウト出来ます。マルイは引っかかりがありますね。また、マルイのシリンダーはスイングインして銃本体に収めた状態でも、手でシリンダーを回すと何故かクルクル回ります。
弾を装填した後、手首を振ってのスイングインはどちらも出来ます。
〜まとめ〜
個人的には買うならクラウンかなという気がします。やはりマルイのパイソンは何と言っても塗装の仕上げが酷いです(詳細はこちらのレビューをご覧ください)。リアルなカードリッジやサイドプレートのピンのモールドなどがクラウンより良いとはいえ、約1,000円高く払ってこの仕上げは頂けないですね。逆を言えば、しっかり綺麗に塗装がされていれば1,000円高くてもマルイを買う価値はあると思います。色自体は良い色ですしね。
ちなみに実射性能を気にしないのであれば、クラウンの本体にマルイのカートが一番良いかと思います(笑)
クラウンはカートの後端にBB弾を詰めるように本体も作られているので、そこにマルイのカートを入れるとマルイのカートは先端にBB弾を詰める方式ですから、弾は一応飛びますが近距離でもコピー用紙すら貫通できません(笑)
また、マルイの仕上げに関しては個体差もあるでしょうから、もしかしたらある程度綺麗に塗装されている個体もあるのかもしれません。ただ、今回購入した個体のような酷い仕上げ(塗装剥げ)をそのまま販売するのは、企業姿勢としてどうなんでしょうか。検品をしっかりして欲しいところです。
東京マルイカート式リボルバー・コルトパイソン.457マグナムの詳しいレビューはこちら
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色々なレビューを楽しく拝見しております。
当方も最近、クラウンのエアリボルバー
のパイソンを購入しました。
リボルバーは、クラウン派です。
片手でコッキングするため、あえて10禁
にしました。
初期不良が無かったので、サイトを調整
しましたがどの着弾に合わせていいのか
迷いますね~
ディテールアップのため、リアサイトの
プレートの両端をカットし、調整ではみ
出さないようにしました。
また、実用面からグリップを外しオモリ
を抜きました。
結構、使える銃に仕上がったと思います。
後は、18禁のインナーバレルを移植して
どういう変化があるか楽しみです。
これからも参考にさせていただきます。
今後とも、よろしくお願いいたします。
申し訳ございません。
先程のメールアドレスが誤っておりました。
正しくは本メールの情報です。
ご覧いただきありがとうございます。
私もエアリボルバーはクラウン派です。
クラウンの10禁は安価で結構出来が良いのでいいですよね。
サイト調整が悩みどころなのはとてもわかります〜笑
その他のカスタムは実用的で良さそうですね!
18禁のインナーバレル移植はとても気になりますね〜
新製品・既製品問わず気になる製品があればレビューしていきたいと思いますので、こちらこそ今後ともよろしくお願いいたします。
リボルバーはクラウン派です。ガスや電動などの各種を経て、動力不要のコッキングを選んだとき、オートよりリボルバーに魅力を感じた。しかもリアルカートで装弾に苛々が楽しい。外観のチープさは価格がら許容範囲内だし、飛距離、命中率がどうとか五月蝿いこと言わなきゃ、充分楽しい。